Analyst News / アナリスト通信#01

今月のピックアップ動画①
「ジェシカ・ベンジャミンの精神分析」(北村婦美先生)

動画担当者のコメントこの世界的なコロナ感染拡大状況において、私たち臨床家はどのように他者を理解し、どのように他者とつながることが求められているのか?ジェシカ・ベンジャミンの名著「他者の影」の翻訳者が、ベンジャミンの思想の紹介を通してそのヒントを与えてくれます。関係精神分析の代表的論客の1人であるジェシカ・ベンジャミンの思想や代表的概念について、初めて触れる方にもわかりやすいように、図解も交えて解説されています。講師のやわらかい語りに耳を傾けた途端、あっという間に講義内容に引き込まれ,時が経つのを忘れてしまいました。
関連のオススメ書籍「他者の影――ジェンダーの戦争はなぜ終わらないのか」
ジェシカ・ベンジャミン著、北村婦美訳 みすず書房
関連のセミナー2021年度第2回JFPSP公開セミナー「精神分析とフェミニズム・ジェンダー」 と合わせて聞いていただくと、更に理解が深まると思います!詳細は↓http://jfpsp.net/OpenSeminar2021.html

今月のピックアップ動画②
「ルイス・アロンの精神分析」(横井公一先生)

動画担当者のコメントルイス・アロン著「こころの出会い」監訳者の横井公一先生による、アロンの貢献と概念を分かりやすく解説して頂いた講義動画です。コロナ禍を生きる今、こころとこころの直接的で純粋な出会いを基盤におくアロンの関係精神分析の考えは、臨床家にとっては勿論、現代社会を生きる私たちにとっても大切な視座を与えてくれるのではないでしょうか。講義の最後に横井先生の言葉で語られる「精神分析(と)は…」のくだりが、胸に深く響きました。
ぜひ繰り返しご視聴頂きたい講座です!
関連のオススメ書籍「こころの出会い: 精神分析家としての専門的技能を習得する」
ルイス・アロン著、横井公一監訳 金剛出版

新企画「こころの探究者たち」vol.1〜 まもなく配信予定

新企画インタビュー・シリーズ「こころの探究者たち」では、毎回、精神分析や関連分野で活躍する著名人をお迎えし、研究や臨床についてのお話をお伺いします。
配信は不定期ですが、様々なゲストをお迎えしてシリーズでお届けしたいと思います!
記念すべき第1回目のゲストは、岡野憲一郎先生です。
9/26にインタビューを撮り終えたばかりのホヤホヤです。編集が完了次第、近日中にアナリストにて配信予定です。
どうぞお楽しみに!

担当インタビュワーのコメント岡野先生が内に秘めておられる臨床や研究への熱い思いや,人間を見つめる深いまなざしに触れさせていただき,改めて臨床の意義を胸に刻むことができました!
岡野憲一郎先生のご略歴東京大学医学部卒業後,東大精神科及びパリのネッケル病院での研修後,1987年に渡米。渡米後,メニンガー・クリニックでのレジデントを経て,ショウニー郡精神衛生センター医長を務め,2004年に帰国。帰国後は、国際医療福祉大学教授を経て、現在は京都大学大学院教育学研究科臨床心理実践学講座教授。専門はトラウマや解離性障害の治療や研究。『揺らぎと心のデフォルトモード』や『快の錬金術』など著書多数。
関連のオススメ書籍「精神分析過程における儀式と自発性―弁証法的-構成主義の観点」アーウィン・Z・ホフマン著、岡野憲一郎・小林陵訳
オススメ書籍の関連動画小林陵先生の「アーウィン・ホフマンの精神分析」もあわせてご覧ください!

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