本動画の概要
この本は、未曾有のコロナ禍の中で生まれた本である。人とのつながりが絶たれ、人肌のぬくもりが消えそうな環境で、ひとりの精神科医が、心の病を抱えた人たちと援助者の希望の在り処を問いかけた良書である。医学生の頃から地道に積み重ねた精神療法での出会いとまなざしから。病を抱える人の希望の在り処とはどこか、精神療法における希望の在り処とは何なのか、人として生きる上で大切な、“つながりながら浮かび上がる”とは、どういうことなのかを、静かに深く問うている。学生、人にかかわる援助職の方に幅広くお勧めの本である。
動画本編
講師紹介
横井 公一(よこい こういち)
精神科医、臨床心理士。日本精神分析学会認定精神療法医。現在、微風会浜寺病院にて勤務。1982年 金沢大学医学部卒業。1983年から1986年までアルバート・アインシュタイン医科大学トランスカルチュラル・サイカイアトリー・フェローおよびウイリアム・アランソン・ホワイト研究所に留学。
著書 『関係精神分析入門』(共著、岩崎学術出版社、2011) 『臨床場面での自己開示と倫理』(共著、岩崎学術出版社、2016) 『精神分析家の生涯と理論』(共著、岩崎学術出版社、2018) 訳書 S. A. ミッチェル『精神分析と関係概念』(訳、ミネルヴァ書房、1998) J. R. グリーンバーグ& S. A. ミッチェル『精神分析理論の展開』(監訳、ミネルヴァ書房、2001) C. ボラス『精神分析という経験』(監訳、岩作学術出版社、2004) S. A. ミッチェル『関係精神分析の視座』(監訳、ミネルヴァ書房、2008) L. アロン『こころの出会い』(監訳、金剛出版、2020)、ほか。